2010年9月20日月曜日

和風の庭には欠かせない飛び石・つくばい・雪見灯籠のこと

我が家の庭は、どうみても洋風ではないので、和風の庭という
漠然としたイメージだけで区分していたのですが、
きちんと見れば、飛び石やつくばい、灯籠といった
「和」をアピールするジャパニーズガーデンアイテムがたくさん置かれているのです。

それぞれの名前や意味など、ほとんど知らないものばかりだったので、
ここいらへんで一度きちんと調べて、我が家の庭にある和風庭園アイテムについて
まとめてみようと思います。


飛び石がある


丸く平べったい石が、庭に点々と並べられているのが飛び石。
さすがにこれぐらいは知ってます。
庭を歩く時に雨や露から足元を守るためと、
植えている植物の上を踏まないようにするために置かれるようになったものだそうで、
「ここを歩いてね」という目印みたいなものと言えそうです。
ただ実際には、とび石の上を歩く事は少なくて、見た目の演出が主な役割ではないかと。
実用的にはどっちかというと邪魔かも知れず。。。
美しく見える並べ方というのもあるようで、
  • 同じ大きさの石ではなく、大小の石を織り交ぜる。
  • 一直線にするのでなく、変化をつけながら並べる。

のがコツだそうです。
(参照)飛び石の並べ方
飛び石は「打つ」という表現をするようで、コンクリートと同じですね。
基本的な打ち方にはそれぞれ名前がついていたりするみたいです。
(参照)和風庭園|飛び石「飛び石」の打ち方の基本

「飛び石」は縁側の靴脱ぎ石から出て、離れ迄や茶室迄、勝手口迄の園路に使われました。それは実用性に欠け歩き辛いのですが、ゆっくり足元を見て、庭の眺めを楽しむ目的と、客人に「こちらからどうぞ」の誘導の目的でも用いられます。


引用元:和風庭園|飛び石

どうやら、茶道の世界と関わりが深そうです。

つくばい(蹲)がある


這い蹲る(はいつくばる)という言葉に由来があるそうで、

茶室に入る前に、手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に役石をおいて趣を加えたもの。手水で手を洗うとき「つくばう(しゃがむ)」ことからその名がある。


引用元:つくばい - Wikipedia

これもやはりお茶室関連。
つくばいは、いくつかのアイテムから構成されているそうです。
水を貯めている石の鉢のことを「つくばい」と呼ぶのかと思っていましたが、
それは構成アイテムの一部でしかないということみたいです。

手水鉢(ちょうずばち)
水鉢(みずばち)とも。茶事の時に客人は席入りする前にここから柄杓一杯の水をとり、手を洗う事によって身を清める。
前石(まえいし)
手水鉢の手前正面の石。手水を使う際に乗る。(その更に手前に石が置かれている場合がある。飛石という。)
手燭石(てしょくいし)
手水鉢の左側(※)の石。夜の茶会時に灯り(手燭など)を置く。
湯桶石(ゆおけいし)
手水鉢の右側(※)の石。冬など寒中の茶会時に湯桶を置く。
水門(すいもん)
海(うみ)とも呼ばれる。上記の手水鉢と役石に囲まれた低い部分。こぼれた手水を受けるために、砂利などを敷き詰めている。

引用元:つくばい - Wikipedia

へぇー。
たしかに、我が家の庭にあるつくばいも、ちゃんとそんなふうに構成されています。
100920-1.jpg
ただ、ここの手水鉢には雨水が貯まっている形だけのものなので、
間違ってもここの水で手を洗うなんて考えられません。
ちなみに、つくばいは「蹲踞」とも書くそうですが、漢字では書けないのはもちろんのこと、
この字だけを見せらたらきっと読む事もできないと思います。
和風庭園っていろいろ難解。。。

雪見灯篭がある


以前、大きな地震が来た時に壊れたらしく、興味がなくて割れたまましばらく放置していたのですが、
見かねた師匠が、石用セメントでくっつけて修復してくれたものです。
100920-2.jpg
石でできた石灯籠という認識はありましたが、調べてみると、灯籠にもいくつか型があるらしく、
うちにあるのは「雪見」であることが判明。

雪見型

雪見とは「浮見」が変化した語である。竿と中台が無い為、高さが低い。主に水面を照らすために用いられるので笠の部分が大きく水際に設置することが多い。足は3本のものが主流。笠の丸い丸雪見と六角形の六角雪見がある。


引用元:灯籠 - Wikipedia

笠が丸いので、丸雪見ですね。
何かひとつ部品が抜けてなくないか?と思うくらいに背が低くコロンとしていて、
頭には不釣り合いなほどの大きな笠石を載せているのが、
なんとなく健気で愛くるしく思えます。
名前といい、たたずまいといい、ちゃんと見てみるとかわいいかも。
調べてみる中で茶室との関わりがいろいろ見えてきましたが、やはり
日本庭園の誕生には、千利休が大きく関わっているようでした。
色々と知った上で見ることは楽しいですけれど、
お茶のココロとか、ワビサビとかいう次元になると、
やっぱり私には難しい。。。