せっかく枝を切るのなら、それを挿し木にして増やせないものかと思って調べたところ、
どうやらハイビスカスは挿し木で簡単に増やせるということ。
我が家の和風の庭にはとても似合わないので、室内で鉢植えにして楽しむことを目標に、
挿し木用に、切り取った枝をいくつかもらって帰ろうと思います。
ハイビスカスを剪定する
ハイビスカスの剪定に適しているのは、9月下旬ということ。
前々から、このハイビスカスの枝は伸び過ぎだと気になってはいたのですが、
やっと剪定に適した時期がやってきたので、切り戻しをすることに。
我が家のものではないため、万が一のことも考えて
「もし、切り戻しが元で枯れてしまったらごめんなさい。」
とあらかじめ謝っておいてから決行しました。
しかし改めて見るに、枝が伸びすぎるのは見た目がよくないですね。
葉の重みで放射状に広がってしまっています。

切り戻す長さの目安は、全体の3分の1から半分ぐらいまで。
思い切っていっちゃって良いみたいです。
葉のついている根元から新しい枝が伸びるということなので、葉っぱのすぐ上あたりにハサミを・・・
ハイビスカスの生命力を信じて、情け容赦なく切り戻してやろうという気まんまんだったのですが、
思いのほか太い枝もあり、手持ちのはさみでは限界が。
結果、こんな感じになりました。

切り戻しというより、間引いた程度にしか見えないかもしれませんね。。。
ハイビスカスは、枝を切ることで新しい枝が増えて花もつきやすくなるらしく、
どんどん切り戻してやった方が、樹の形も良く
花もたくさん咲くようになって、良いことずくめ(のはず)。
ハイビスカスは根が回るスピードが早いらしく、本当なら毎年鉢を大きくしながら
植え替えるのが良いそうなのですが、今回は特に準備もしてないので切り戻しのみで。
ちゃんと枝葉が伸びて、花もたくさん付きますように。。。
二段咲きのオレンジフラミンゴ
このハイビスカスは「オレンジフラミンゴ」という名前で、正式名称は「エル カピトリオ スポルト」。
「風鈴ハイビスカス」と呼ばれることもあるらしいです。

たしかにフラミンゴの雰囲気があります。
淡いオレンジ色で、サイズも小ぶりな花が咲きます。
花びらが二段につく、やさしい風合いの花で、
一般的にハイビスカスと聞いてイメージするような、真っ赤で情熱的な花とは随分違います。
ハイビスカスの枝を挿し木にする準備
さて、剪定で切り取ったたくさんの枝は、挿し木にして増やします。
新しい枝よりも、しっかりと木質化した枝の方が根付きやすいということらしいので、古めの枝、
そして葉のつき具合も元気そうなところを選びます。
新しい根が出てくるのは、葉のついている節のすぐ下ということなので、その位置にハサミを。
この時、真っすぐに切ると、少し時間がかかってもたくさんの根っこがでてくるそうです。
斜めに切ると、根っこは少なめでも早く出てくるということ。

どれだけ違いが出るか、真っすぐカットバージョンと、斜めカットバージョンとで
比較してもよさそうですね。
挿し木用の枝にはしっかりと水を吸わせておくことが大事で、
半日から1週間ほど、水に挿して水揚げをさせておいてから、土に植えると良いということ。
一ヶ月もすれば発根しますので、鉢上げして定植します。高さが15cmぐらいになったら摘心して枝数を増やさせます。
引用元:ハイビスカス
これらの挿し木用の枝は後日、職場の人達と分けて持って帰ります。
1ヶ月後、ちゃんと根が出てくれるでしょうか。
うまく根づいて増えてくれるといいな。