2010年10月5日火曜日

アルゼンチンアリは休眠期に入ったのか

あれだけ黒々と行列していたアルゼンチンアリが、嘘のようにいなくなりました。

永遠につづくかに思われた夏のあの酷暑も、秋の訪れと一緒に幻のように消え、
季節の移り変わりとともに、アルゼンチンアリとの対決も一時休戦のようです。




消えたアリの行列


ふと、アリとキリギリスの童話を思い出しました。
冬の間の生活に困らないように、春~秋にかけてせっせと働くアリ。
先の事を考えず日々を遊んで暮らすキリギリスは、そんなアリ達を馬鹿にしますが、
食料のない冬を迎えるころ、快適な季節にきちんと働いて蓄えをしておかなかったことを
後悔する結果になるという、戒めのこもったお話。
数回にわたって散布してきた「アルゼンチンアリ巣ごと退治液剤」の効果なのか、
はたまた季節的な影響なのか、いまだにはっきりしませんが、
とにかく、我が家の庭の塀にあったアルゼンチンアリの行列が消えました。
といってもゼロではないのですが、行列をなしてはおらず、偵察隊がちらほら居る程度です。
朝夕はめっきり涼しくなり、あの酷暑が少し懐かしく・・・は思えませんが、嘘みたいに思えるぐらい
急速に季節が変化しているのが分かります。
私の感覚では、どうやら奴らは冬に向けて、巣に籠りはじめたのではないかと。

アルゼンチンアリの生態を再確認


アルゼンチンアリが活発に活動をする時期、反対に休眠する時期というものがあるのかどうか、
確認してみました。

活動温度帯は非常に広く、5~35℃と言われています。在来種のように冬眠はせず、ほぼ一年中活動しており、真冬でも屋外で姿を見かけることは珍しくありません。


引用元:フマキラー"アルゼンチンアリ"サイト|生態

ということは、アルゼンチンアリだったら、多少涼しくなった今の時期でもバリバリ活動しているはず。
うちの庭に居るのは、ひょっとしてアルゼンチンアリではないのかもという疑惑も。。。

検索動向からアルゼンチンアリの活動状況を調べる


別の方法で、アルゼンチンアリの活動状況を調べるというか、推測してみることにします。
その方法はインターネット検索。
Googleでの検索状況を時系列で追跡できるというサービス、「Google Insights for Search」を使います。
「アルゼンチンアリ」というワードがどのぐらい検索をされているか、その経過を見ると、
101005-1.jpg
(参照)Google Insights for Search - ウェブ検索の人気度: アルゼンチンアリ
毎年、夏場にピークがあって、秋頃から下降しています。
多く検索されるということは、やはりその時期に多くアルゼンチンアリが出没しているという証拠。
そして、アルゼンチンアリを目にすることがなくなれば、興味も薄れて検索数も減ってくるはず。
この結果から見ると、やはりアルゼンチンアリも冬場はおとなしく休眠しているのでは?
これらを踏まえて推測できるのは、アルゼンチンアリが、日本の風土に合った生活形態に変化してきたとか。
進化を続けているのかもしれません。
恐るべしです。。。
まだ使いかけのアルゼンチンアリ巣ごと退治液剤は残っていますが、
とりあえず来年まで出番はなさそうなので、暗く涼しい場所へ保管しておくことにします。

アルゼンチンアリ用の罠のヒント


意外なものがアルゼンチンアリ捕獲器になったという記事がありました。
(参照)セレンディピティ通信:アルゼンチンアリに効果アリ?
人工的なすき間を好むアルゼンチンアリの特性がこんな結果になったようで。
ガラスに貼るゲル状のシート、うまくすればアルゼンチンアリが室内に入ってくるのを防ぐための
罠として使えるかもしれません。
これは要検証です。

徳島県のアルゼンチンアリ対策


これまで、広島、山口、兵庫、大阪、愛知、岐阜、神奈川で見つかっているらしいアルゼンチンアリ。
いよいよ瀬戸内海を超えて徳島にも現れたということ。
早速、県をあげて防除の対策を始めているようです。

一斉防除は天候の状況にもよるが、今月末までに行う予定。ベイト剤の設置後は毒餌の補充を繰り返し、アルゼンチンアリの根絶を目指す。


引用元:アルゼンチンアリ防除へ 県が生息調査を開始 - 徳島新聞社

早い段階で、広域でのきちんとした対策がとられれば、根絶することは無理でも、
拡大を防ぐのにかなり効果があるかもしれません。
健闘を祈ります。