2010年10月12日火曜日

ヒガンバナのこと

秋のお彼岸に咲くヒガンバナ。
この季節になるとあちこちで真っ赤な花が群生していて、目を奪われます。

田んぼのあぜなどでよく見かけますが、庭にはあまり植えられているのを見かけませんよね。
もちろん我が家の庭にも植えてはいないのですが、
どんな植物なのか、気になったのでちょっと調べてみました。




ヒガンバナのたくさんの別名


ヒガンバナ(彼岸花)は彼岸に咲くことからついたそのまんまの名前ですが、
マンジュシャゲ(曼珠沙華)という名前も有名ですよね。
学名ではリコリス ラディアータというそうです。

異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、はっかけばばあと呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることもある。


引用元:ヒガンバナ - Wikipedia

不吉な感じの名前が連なっていますが、どうやらその理由は、ヒガンバナの球根の持つ毒にあるようです。
ヒガンバナを目にするのは、田んぼのあぜや土手。
それから、お墓の周辺にも多いということです。
地中に穴を掘って作物を荒らす動物、たとえばモグラや野ネズミなどを、
そういった場所に侵入させないために、球根に毒を持つヒガンバナを植えたという説があります。
作物に害を与える動物の忌避目的ということですね。
そして、花の咲く時期はお彼岸。
お墓に多く生えていて、ちょうど秋のお彼岸に花を咲かせるヒガンバナは、
死を連想するようなものと縁が深いです。
それゆえ、不吉な感じの名前がいろいろと生まれたのではということ。

ヒガンバナの独特な生態


ヒガンバナは、ユリやチューリップと同じ、球根植物。
けれどオーソドックスに園芸用として楽しまれる花とはどこか違う印象で、
ヒガンバナには、どこか妖艶な雰囲気があるように感じられます。
名前などからくる先入観もなきにしもあらずですが、
そのカタチからして、他の花とはちょっと異質な印象があります。
その理由は、花と茎はあるのに葉が無いからではないでしょうか。
ヒガンバナ自体に葉が無いわけでなく、花が終わった後に葉が出るのだそうで、
葉と花が同時に見られることが無い、ということ。
花の形も独特で、一種独特な華やかさですね。
ヒガンバナは毎年、いつの間にか咲いて、いつの間にか消えている、という感じがして
はかないというか、幻想的というか、うまくいえませんが、なんとも不思議なイメージです。

園芸用のヒガンバナ


不吉な印象があるためか、庭に植えられているのはあまり見かけないヒガンバナ。
けれど、迷信的なものを気にしなければ、庭にあってもぜんぜん違和感がないのではと思うのです。
とくに我が家の庭は和風なので、秋のこの時期、
ところどころにヒガンバナの赤い花が咲いているのを想像してみても、しっくりくる。
ということで、実際に植えるかどうかは別として、
球根の取り扱い状況など、調べてみました。

これはオーソドックスな赤のヒガンバナ。
球根1つが約100円。
関東産白花ヒガンバナ 球根 1球

関東産白花ヒガンバナ 球根 1球

価格:1,800円(税込、送料別)


そしてこれは白いヒガンバナの球根。
かなり高価です!
めったに見かけない白いヒガンバナは、やはり貴重ということでしょうか。
赤と白を揃えれば、紅白のヒガンバナで、不吉というよりはむしろ
おめでたい雰囲気にさえなりそうです。
リコリス オーレア(黄) 1球入り

リコリス オーレア(黄) 1球入り

価格:399円(税込、送料別)


驚いたのは、黄色いヒガンバナがあるということ。
こうなってくると、ユリやチューリップと同等に、多種多様な品種が生まれてきそうな予感がします。
あまりにも華やかになって、妖艶な雰囲気が薄れてしまうのもいかがなものかとは思いますが、
さまざまな色のヒガンバナも見てみたいような、そうでもないような。

ヒガンバナの育て方


ヒガンバナといえばやはり、たくさんの燃えるような赤色をしたヒガンバナが群生している景色が圧巻。
川土手などに生えている球根を、掘り出して持ち帰れば、
わざわざ購入しなくとも手に入れられますね。
球根を掘り起こすには、5~6月の葉が枯れた頃が適しているそう。
ヒガンバナの球根は乾燥を嫌うらしく、掘り上げたらできるだけ早く植えつけてあげると良いそうです。
また、過湿にも弱く腐りやすいということで、水の管理に注意が必要。
球根を太らせるためには、花がおわったらすぐに、花茎の根元から切ります。
埼玉の巾着田、神奈川の日向薬師など、関東地方にヒガンバナの名所が多いようですが、
広島にもありました。

広島県三次市吉舎町辻の馬洗川沿い。第12回広島県景観会議「景観づくり大賞」の「地域活動の部」で最優秀賞を受賞。また、講談社『週刊 花百科2004.9.16号』で、彼岸花(ヒガンバナ)の名所全国ベスト10に選ばれた。


引用元:ヒガンバナ - Wikipedia

機会があったら、行ってみたい。
そして球根をいくつか失敬できたらうれしい。。。