2010年10月19日火曜日

クロチクは実用性高し

和風庭園の象徴のようなクロチク。
漢字で書けば「黒竹」と、黒くて細い竹の姿をそのまんま表現した
分かりやすすぎる名前です。

我が家の庭では郵便受けの横に植わっていて、葉っぱがワサワサと繁ってくると
「邪魔だな・・・」ぐらいにしか思っておりませんでしたが、
調べてみると、意外に実用的な植物と分かりました。




クロチクの稈はなぜ黒いか


クロチクは竹の仲間。
通常の樹木とはちょっと違っていて、
竹の場合は「幹」とか「茎」とかでなく「稈(かん)」と呼ぶのだそうです。
稈の黒色と葉の緑色のコントラスト、そしてシュッとした姿が人気のようで、
形よく鉢植えに仕立てたクロチクなら、モダンなインテリアに似合いそうですよね。

クロチクがその名のとおり黒いのは、メラニン色素のせいだということ。
日当りの良い場所にあって古いものほど、黒さが増すそうです。
長時間紫外線にさらされることで、メラニン色素が増えて黒くなる、
人間の日焼けと同じ原理だとは、面白い。
最初から黒いわけではなく、若いクロチクでは稈も枝も緑色をしているのだそうです。
成長にともなって黒い斑点が増えていき、数年を経て、最終的に葉っぱ以外の部分が
真っ黒、というか黒紫色に変化するということ。

タケノコや健康茶など食材になるクロチク


なんと、クロチクもタケノコとして食用にできるらしく、
薬用植物のひとつとしても紹介されているのを発見しました。

4~5月ころ出る竹の子を採取
葉は、5~7月の威勢の良い時期に採取して天日で乾燥させる
竹の子は、ビタミンCやビタミンB2などを含有、豊富な食物繊維で、便秘の予防、カリウムも多量に含有していて、体内の塩分を排出するので、むくみや高血圧の予防にも効果がある


引用元:クロチク,黒竹,シチク,Phyllostachys nigra var.nigra,イネ科マダケ属

なにかというと「これは食べられるのか?」を無意識に考えてしまう私には珍しく、
なぜだか「クロチクは食えない」と決めつけておりました。
我が家の庭でも春になると新しいクロチクがニョキニョキと生えているのを、毎年見かけます。
柔らかくて手で簡単にポキッと折ることができて、その感触が面白く、
ストレス解消に良さそうだとは思いましたが、まさか食べられたとは。。。
もったいない事をしてました。
タケノコの細い版のようなハチクダケという食材がありますが、
クロチクのタケノコも、ちょうどあんな感じなんでしょうね。
山菜そばとかの具材に、よく輪切りになって入っているやつがハチクダケだと思いますが、
柔らかくて、エグさが少なくて、普通のタケノコよりも食べやすい気がします。
また天日乾燥させたクロチクの葉は、香りの良い健康茶になるそうです。
太い竹や細い竹、モウソウダケ、ハチクダケ、マダケなど、
竹の種類はいろいろあるようですが、基本的にどれも同じと考えても良さそうですね。

箸などの工芸品にもなるクロチク


クロチクを材料に使った、箸や箸置きを見つけました。
渋い色合いが素敵です。


ふと思ったのですが、ひょっとして、このぐらいなら自作できるんじゃないかと。
クロチクの稈を7センチぐらいの長さで輪切りにして、
安定させるため一部を削って面をつけたら、反対側へちょっとくぼみをつけて、
表面をキレイに磨き上げれば箸置きの完成。
材料ならば庭にあるので、ノコギリやヤスリといった道具と、あと技術が少し必要ですね。
暇でどうしようもなかったら、自家製箸置きなど作ってみてしまうかもしれません。。。