実家に帰った時に「今年の菊はうまくいった!」と自身満々で言っておりました。
もう咲くころなのか、まだなのか、分かりませんが、どんだけ素敵に咲くか、
楽しみです。
今のところ我が家には無いのですが、玄関があまりにも殺風景で、
菊の鉢植えとか似合いそうだなと思ったため、今回は菊のことを。
菊を育てた思い出
菊といえば、中学生の時にひとりひと鉢ずつを育てた記憶があります。
ちょうど文化祭の頃にきれいに花が咲くので、それを学校入り口付近へ展示して
父兄にも、子供達の育てた菊を見てもらうという趣向。
夏休み中も当番制で、当番の日は学校へ行って、
全員の菊の鉢へ水やりをすることになってはいたものの
すっぽかす生徒の割合の方が多く、もちろん私もその中のひとり・・・。
それにしては、小ぶりながらもりっぱに菊の花が咲いてたので、
「菊って強い植物なんだなぁ」と感心していたくらい。
後日談では、生徒会長がマメに水遣りに通ってくれていたとかで
それがなければ、あんなふうに鮮やかに文化祭を飾ってはいなかったかもしれません。
小さくて少しいびつな形になってしまいましたが、私の育てた(ことになっている)
その時に咲いた黄色い菊の花だけは、なぜか鮮明に覚えています。
わき芽を摘むのは”テキライ”
さて、師匠が自身満々の、実家にある今年の菊。
黄色と朱色系の2色あるらしく、10個程度の菊の鉢が、
先日私が見た時には、つぼみのついた状態でズラリと並べてありました。
”中学生のとき菊を育てた経験がある”という自負もあり、
「菊って、1つの花を大きくするために”テキシン”するんだったよね?」
と、ちょっと知識をひけらかし気味に聞いたところ、
「はぁ?摘心したらダメよぉ!!!」
と、猛烈な勢いで否定されました。
ここで「摘心」とはなんぞやを確認。
剪定の一種で、樹の新梢の先端や茎の先端の芽(頂芽)を摘むこと。必要以上に伸びるのを止め、わき芽の発生や開花、結実を促すため、あるいは形を整えるために行う。ピンチ、心止めともいう。
引用元:摘心とは - 園芸用語 Weblio辞書
茎の先端の芽を摘むこと。
菊でいうと、ちょうどつぼみのついている部分を切り落とすことになります。
とんでもないです!それは叱られます!!
私が言いたかった事は、メインにする中心部分の芽だけを残して、
それ以外のわき芽と呼ばれるところを取り除くことで、「わき芽かき」とも呼ばれます。
師匠いわく、わき芽を取ることはテキシンでなくテキライと言って区別するのだそうです。
テキシンは、摘心とか摘芯とか書くらしいですが、
テキライはどういう字なのか、聞きそびれました。。。
また機会があれば確認。
我が家の玄関にもいつか三本仕立ての菊を
我が家は和風住宅なのですが、実家はどちらかというと洋風な家。
けれどそんなテイストの違和感にはおかまいなしに、
師匠は菊の鉢植えを、洋風の住まいの玄関へ展示します。。。
毎年のことです。
単純に、自身の作品として見てもらいたいとか、
季節ごとに今いちばん綺麗な花を飾っているというのは分かるのですが。
実家の玄関先に菊の鉢植えが並んでいるのを見ると、少し悲しい気分になります。
我が家のような和風な玄関になら、間違いなく似合うんですけどね。
菊も挿し芽で増やせるということなので、チャレンジしてもいいかなと思ったり思わなかったり。
ただでさえ庭の手入れが行き届いていないというのに、
面倒を見なければならない鉢ものばかり増えてしまいそうなので、やっぱり却下。