2010年11月4日木曜日

コスモスは外来種って知っていましたか?

秋桜と書いてコスモス。
ゆらゆらと秋風に揺れるピンクや白色のコスモスは
日本の秋を代表する花のひとつですよね。

我が家の庭で育ててはいないのですが、
公園や道路沿いなどで、野生のコスモスを見かけます。

”動物・植物によらず、外来種が在来種を・・・”
ということが話題になっていますが、コスモスの場合はどうなんでしょうか。




ビビッドカラーのキバナコスモス


鮮やかなオレンジや黄色をした、いわゆるビタミンカラーの
コスモスを、非常に多くみかけるようになりましたよね。

これらはキバナコスモスと呼ばれる品種で、
ピンク色のコスモスとは、色が違うだけでなく
葉っぱもゴツめでしっかりしているらしいです。
いかにも「外国カラ来マシタ」という風情で、
調べてみればやはり(?)原産国はメキシコ。
キバナコスモスが、最近になってものすごい勢いで増えている印象があって、
このままでは、ピンクや白色など、古来から日本にある品種のコスモスが
駆逐されてしまうのでは?!
と、なんとかの一つ覚え的思考により、心配になったわけですが。。。

白やピンクのコスモスも外来種


調べていくと、白やピンクのコスモスも、同じくメキシコ原産の、
明治20年頃に日本にやってきた外来種ということ。なんと。
キバナコスモスは大正時代に渡来したということで、さほど大差なく、
時期を前後して海外から日本にわたってきた植物だったのですね。
(参照)コスモス - Wikipedia

秋の季語としても用いられる。


引用元:コスモス - Wikipedia

というほど日本の秋に欠かせない植物であるというのに、
もともと日本にあった植物ではなかったということに驚きましたが、
ともかく、今後ピンクや白のコスモスが見られなくなるという心配はなさそうです。

外来種?帰化植物?


しかしあらためて気になったのが、外来種とはなんぞや?ということ。

外来種(がいらいしゅ)とは、他地域から人為的に持ち込まれた生物。この定義では、栽培植物の大部分は外来種となる。園芸の分野では、通常この意味でこの語を使用する。


引用元:外来種 - Wikipedia

ということで、園芸用に栽培されている植物は、ほぼ外来種だということ。
そして、新たに帰化植物という言葉にも遭遇したので調べると、

帰化植物は、単に国外から入った植物の意味ではなく、人為的な手段で持ち込まれた植物のうちで、野外で勝手に生育するようになったもののことである。


引用元:帰化植物 - Wikipedia

園芸目的で持ち込まれた植物が野生化して道ばたや公園で育っていれば、それは帰化植物。
コスモスはこれにあたると考えれば良いのかなぁ?
少なくとも、ピンクや白のコスモスが在来種ではなかったようで、意外でした。
最後に、花粉症の原因になりそうな植物を繁殖させない目的でコスモスが使われたという記事を見つけたのでご紹介。

ワイルドフラワー事業で、島根県の志津見ダム建設予定地の耕作放棄地に子どもたちとコスモスの種をまきました。すると、約20haの耕作放棄地がコスモス畑になるのです。子どもたちは自分たちでまいたコスモスの種から花が咲くと喜びます。コスモスが好きな人は多いですが、コスモスも外来種の代表的なものです。

一番大規模にワイルドフラワー事業を行ったのは臨海副都心です。まだまだ空き地になっている場所が沢山あって、放っておくと雑草や花粉症原因植物が入り込み、我々は大変な思いをしなければいけない。そうした空き地もワイルドフラワーの手法で種子をまくとお花畑になる。ポピーの種子をまいて、花が咲く6月頃にお花つみの会を行ってもいます。自然と人間との文化環境の中での最初の接点は、道ばたの草の花を摘むなどの経験だと思います。しかしながら、都心で花壇の花を摘んでしまうといけないことだと言われてしまう。多分若い人はお花摘みをしたという経験がないのではないでしょうか。しかし、先程のコスモスやポピーであれば、誰でも好きなようにお花摘みができるのです。


引用元:環境公開講座2005.08.30 緑化の視点から外来種、在来種について考える

草丈はちょっと高めですが、グラウンドカバーとしてのコスモスも良いですね。