2011年1月13日木曜日

「やさしい洋ラン講習会」に行ってきた

ふらりとデパートに立ち寄ったら「ラン展」なるものが開催されていたので、
これまたふらりと入ってみたところ、ちょうど講習会が始まる時間だったので参加してみました。
それほど興味があったわけではないのですが、色々興味深いお話も聞けて、面白かったです。

ラン展への入場も、講習会への参加も無料。
18日まで開催中とのことなので、お近くで興味のある方はぜひどうぞ。
(参考)広島の百貨店 福屋広島駅前店 売り場からのおすすめ情報

庭で育てるというよりも、室内や温室で育てられる蘭ですが、
我が家にも数年前にプレゼントでいただいたデンドロビウムが数鉢あるので、
講習会で教わったランの基本的な育て方など、まとめておきます。

クンシランは蘭ではない?!


まずは、蘭とはなんぞやというお話から。
ラン科の特徴は、単子葉であることと、花弁・ガクが3の倍数であることだそうです。
110113-2.jpg
代表的なランであるカトレアの花で見ると、たしかに、幅の細い形のガクが3枚に、
丸っこい形の花びらが3枚。
葉っぱも葉脈がスッとまっすぐな単子葉になってます。
110113-1.jpg
ただし、パフィオペディラム等の例外もあるそうで、これにはガクが2枚しかありません。
下側の2枚のガクが1つにくっついた形なので、ときどき下側のガクがきちんとくっつかず
2枚に割れて花が咲くことがあり、もともと3枚だった名残が見られるようです。
そして、クンシラン(君子蘭)という名前でありながら、これらの特徴を備えておらず、
ランではない花もあるということでした。
なんともまぎらわしいですね。

ランを育てるのに必要なもの


【水】


ランの水やりには特に注意が必要です。
たっぷりとやって、しっかり乾かすことが何より大事で、
水ごけがカリカリに乾いてしまうまで、本当にしっかりと乾かした方が良いそう。
そのかわり水をあげるときには、たっぷりと、水ごけがしっかりと水分を含むよう
充分な量をやりましょう。

【光】


ある程度の光は必要ですが、夏場には葉やけを防ぐために
約30%の遮光(カトレアの場合)をしてやると良いそうです。
直射日光に当てすぎると葉が黄色くなってしまうので、葉の緑色を保つためにも
木漏れ日程度の光があたるように、調整してあげましょう。

【温度】


理想とされるのは、18℃を下回らない温度を一年中確保すること。
けれども実際にはなかなか難しく、最低気温10℃程度をキープするのが現実的なのだそうです。
もっと言えば、小さな花であれば最低気温7℃程度でも大丈夫ということ。
花の大きさに比例して寒さに弱くなるので、
初心者は花の小さなミニカトレアなどから始めてみると管理しやすいということでした。

【風】


風というよりも、ランが光合成するためのCO2(二酸化炭素)といったほうが良いかも。
大規模な温室のような空間では空気が動かないので、送風機などで風を送ってやるのだそうです。
よく、”植物に話しかけてやると元気になる”というのも、
人間が吐く息に含まれる二酸化炭素を吹きかけることになっているのが良いのかもしれず、
あながち間違いではないみたいだというお話でした。

【肥料】


ランは特に肥料を必要としない植物なのだそうです。
より綺麗な花をたくさん咲かせたいという場合には、肥料をやることも有効ということで、
液肥などは5,000~6,000倍のように、かなり薄めて使うと良いということ。
ランの原産地は中南米。中には地面に生えるものもあるみたいですが、
代表的なランは、木の幹や岩などにくっついているのだそう。
原産地の気候に近づけてあげることが、ランの花を綺麗に咲かせるコツのようですね。
置き場所にも注意が必要で、室内に石油ストーブがあると、発生するガスがランには良くないとか。
また、テレビの上などは著しく湿度が低く、乾燥しすぎてしまうということ。
ほどほどの温度と湿度が確保できて、空気もクリーンな場所が適しているみたいです。

コチョウランが高価な訳


お祝いなどでよく贈られるコチョウラン。
3本仕立てになっていて3万円とか、他のランに比べてとても高価なイメージです。
そもそもランは、花を咲かせるまでにとても手間ひまのかかる植物で、
培養液で発芽させた後、開花までになんと5~6年もかかるということ!
中でもコチョウランは、株分けなどして増やすことができず、
より高い温度での管理が必要というのが、高価なランになっている理由なのだそうです。
贈り物としてのコチョウランは、3株程度が1鉢に詰め込まれていますが、
いったん花が終わったら、速やかに1株ごとにわけて、
ビニールポットでなく素焼きの鉢などに植え替えてやるのが
根腐れさせずに長く楽しむために必要な作業。
これを知らない人があまりにも多い気がして、すっごくもったいないなーと思います。
ちなみに、洋ラン栽培の起源は英国で、イギリス貴族が楽しむために、
「蘭ハンター」を中南米へ派遣していたということ。
特に珍しいランは、熾烈な奪い合いになったとか、ならなかったとか。。。
何の気なしに聞いてみた講習会でしたが、洋ランの奥深い世界を垣間見た気がします。
洋ランとは反対に手間がかからない植物の代表格、エアプランツが一緒に展示販売されていたのも、
興味深かったです。
という感じで、1ヶ月とちょっとぶりの更新となりました。
これまでのように毎日更新とはいきませんが、今後もこれぞという事があった時に、
気まぐれに更新していこうと思います。